いじめでケガ、被害届受理されず:東京

 東京都内の私立中学校1年だった2011年、同級生から悪質ないじめを受けてケガをしたが、警視庁東村山署は被害届を受理しなかったとして、この学校に通っていた男子生徒が再び被害届を出そうとしていることがわかった。

 新聞報道によるとこの生徒は、東京都内の私立中学校1年だった2011年4月、同級生から衣服を脱がされるなどいじめを受けるようになった。2012年1月には、頭をコンクリートの壁に打ち付けられるなど暴行を受けて意識を失い救急搬送され、肋骨骨折などのケガと診断された。またPTSDも発症して登校できなくなり、2012年3月に転校を余儀なくされた。
 被害生徒の両親は警視庁東村山署に被害届を出そうとした。しかし担当者は「早く忘れてください」「相手が12歳では受理しても宙に浮く」などと話して受理を拒否した。
 被害生徒側は8月8日に東村山署を再訪して被害届提出の意向を示し、拒否されれば刑事告訴する方針だという。
 悪質な暴行事件なのに被害届すら拒否されるのは、被害者にとっては泣き寝入りを強要されているようなものであり、二次被害でもある。悪いことをしても「やった者勝ち」状態になるのは、被害者にとってはもちろん、加害者にとっても望ましくない。
 適切な対処がされることを望む。
(参考)
◎いじめ:埼玉の中2、被害届提出へ 東村山署は数回拒否(毎日新聞 2012/8/8)