いじめ被害者に退学勧告?仙台の私立高校(4)

 宮城県仙台市の私立高校2年の男子生徒が腕にタバコの火を押し付けられるなど暴行を受け、被害者であるにもかかわらず学校側から退学を勧告された問題で、被害者は当初被害を言いだせなかったことがわかった。

 2012年5月頃、腕の傷に気づいた家族が事情を聞いたものの、被害生徒は被害を言いだせず「自分でやった」などと話してしまったという。7月になっていじめ被害を打ち明けた。
 また学校側も8月7日になってマスコミ取材に応じた。学校側は7月中旬、家族からの連絡を受けて調査を開始したものの、腕にタバコの火を押し付けられた「根性焼き」については「合意と判断して自分でやった」と判断したという。学校側は当時の調査結果について「警察の捜査も見ながら見直したい」とした。
 いじめを考える上で見逃せないヒントが隠れている事例だといえる。被害者は被害をなかなか言いだせない。だからこそ周りが小さな異変でもしっかりと受け止め、被害を告白しても大丈夫だという雰囲気を作っていくことが必要になってくることを示している。

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