いじめ被害者に退学勧告?仙台の私立高校(2)

 宮城県仙台市の私立高校に通う2年男子生徒が同級生らからタバコの火を押し付けられるなど集団暴行を受け、学校側も暴行の傷を理由に被害生徒に自主退学をすすめた問題で、いじめの具体的な状況が少しずつ明らかになった。

 読売新聞によると、以下の様なことが指摘されている。

 生徒と母親は6月に学校に相談したが、いじめは止まらず、担任の前で暴力を受けても、何も対処しなかったとしている。今月3日に学校側と話し合い、同級生らはいじめの一部を認め、生徒に謝罪。その後、生徒部長を務める教諭から口頭で「傷痕が尋常ではなく、ほかの生徒に動揺を与える」などとして退学を求められたという。 (読売新聞2012/8/6)

 担任教諭は暴力を見て見ぬふり、生徒指導担当教員はいじめで生じた被害者の傷を理由に自主退学を求める。完全に異常である。もはや担任も生徒指導担当者も、いじめの共犯といってよいレベルである。
 被害者が安心して学校に通える環境づくりこそが重要なのに、被害者を追い出すような対応は許されない。いじめがある学校となれば学校経営上まずいという目先の判断なのかもしれない。しかし被害者を追いだそうとして隠蔽しようとしたことで逆に、学校の評判を自ら落とす結果になっていることを理解しなければならないだろう。

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