大津いじめ自殺、外部調査委員会に遺族側推薦委員着任へ

 滋賀県大津市立皇子山中学校のいじめ自殺事件で、大津市は8月1日、市が近く設置する外部調査委員会の委員について、遺族側が推薦した3氏を起用する方針を固め、遺族側に通知した。

 遺族側推薦の委員は、教育評論家としてのテレビ出演でも知られいじめ問題に関する著書も多い尾木直樹法政大学教授、いじめ問題に詳しい松浦善満和歌山大学教授(臨床教育社会学)、明石歩道橋事故の遺族側弁護団に関わり子どもの権利問題にも詳しい渡部吉泰弁護士(兵庫県弁護士会)の3氏である。大津市は、日弁連などから紹介された行政選定の委員3氏を加え、計6人で委員会を発足させる方針だという。
 尾木氏は「まだ正式な就任依頼は来ていないが、依頼があれば徹底的に事実を解明したい」「真実を知るために、市や学校には、教諭や生徒、保護者らが調査に協力してくれる土壌作りをお願いしたい」などと話しているという。
 いじめ自殺問題での調査委員会で、遺族側推薦の委員が着任するのは、実現すれば史上初めてになるとみられる。客観的な立場から徹底的な事実解明が待たれる。
(参考)
◎遺族要望の尾木氏ら外部調査委員に…大津いじめ(読売新聞 2012/8/1)
◎大津いじめ自殺:尾木氏ら調査委に起用へ 遺族の推薦受け(毎日新聞 2012/8/1)

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