セクハラ教師を無罪放免で依願退職させる:浜松

 静岡県浜松市立中学校で2007-08年、当時陸上部顧問だった男性教諭(30代)が女子生徒に抱きつくなどのセクハラ行為を繰り返していたにもかかわらず、浜松市教委は事実を把握しながらセクハラと認定せず事実関係も公表していなかったことが、7月31日までにわかった。

 当該教諭は事件発覚後に休職し、そのまま依願退職したという。
 新聞報道によると、この教諭は2007年10月から08年4月頃にかけて、少なくとも6回にわたり、部活動の指導名目で生徒の肩や頭を抱き寄せたり、合宿中の宿泊先で生徒を自室に呼んで抱きつくなどした。
 2008年4月に被害生徒が被害を訴えて発覚した。教諭は事実関係は認めたものの「指導。フォローのつもり」と主張し、そのまま「精神疾患」を理由に休職したという。
 事件発覚から2年後の2010年3月になって浜松市教委は「不適切行為」として「不適切で行き過ぎた指導」として文書訓告処分とした。 一方で、直接的なわいせつ行為ではないなどとして懲戒処分は見送った。教諭は現場に復職しないまま依願退職した。
 事件は明らかなわいせつ行為であり、懲戒免職相当である。しかし処分せず依願退職を許すことでどうなるのか。この教師は実名を公表されていないことをいいことに、また教員免許はそのまま有効でもあり、どこか他県でしれっと教職を続ける危険性すらある。
 実際に過去には、生徒へのわいせつ行為がバレながら教育委員会は公表せずに依願退職で済ませていた教師が、「家庭の事情で帰郷した」などと嘘をついて他県の教員として潜り込み、新たな赴任先でもわいせつ行為を繰り返していた事例もあった。
 この教師もそういうことにならないとも限らない。少なくとも実名公表すべきであろう。