埼玉いじめ自殺訴訟、遺族が控訴

 埼玉県北本市立中学校いじめ自殺事件(2005年10月)の民事訴訟で、遺族は7月23日、いじめを認めずに原告請求を棄却した一審東京地裁判決(2012年7月9日)を不服として東京高裁に控訴した。

 当時中学校2年だった女子生徒は、同級生から「きもい」と言われたり、げた箱から靴を落とされたりなどのいじめを受けた。裁判では同級生の言動の事実自体は認定されたものの、いじめとは認定されずに請求は棄却されている。
 原告側は「いじめを狭くとらえて不当な判決」などとしている。一つ一つの出来事は、裁判としては「小さい」と扱われても、それぞれの積み重ねは人の心を殺し、身体的にも死にまで追い込むほど重大なものである。そのことに思いが及ばない一審判決、控訴審でぜひとも是正してほしい。