前任校でセクハラ問題起こした教員を解雇:都留文科大学

 都留文科大学は7月18日、前任校の宮崎大学で学生へのセクハラ・アカハラ問題を起こし「処分が出る前に退職して処分は不可能だが、懲戒解雇相当」と6月に宮崎大学から判断された男性教員を、7月31日付で解雇することを決めた。

 当該教員は2012年3月まで宮崎大学教育文化学部の准教授として、主に日本語の方言の研究に携わっていた。

 しかし指導していた学生に対し、卒業論文の一環として、女子学生の半裸写真を撮影してCG加工の上で論文の資料として掲載させたり、酒をすすめたり、卑猥な発言など、セクハラ・アカハラ行為を繰り返した。

 アカハラ問題を調査中に当該教員は宮崎大学を退職し、2012年4月に都留文科大学に異動した。しかし宮崎大学は退職金支払いを保留していた。

 宮崎大学は2012年6月28日、この教員が「懲戒解雇相当」として、退職金の支払をしないことを決めたと発表した。

 新聞記事では名前が伏せられていた。しかし新聞記事の断片的な表現や、宮崎大学が2012年3月末付の退職者をweb上で公表していて、中途退職に該当する男性准教授は1名しかおらず、しかも専門分野や経歴が一致することから当該者が特定された。さらに、当該者と同姓同名で専門分野もかぶる教員が2012年4月より都留文科大学に異動していることも判明した。

 都留文科大学は当該教員が宮崎大学でトラブルを起こしていたことを知らなかったというが、宮崎大学が発表を行った直後に都留文科大学に「当該教員が都留文科大学に異動しているのではないか」と問い合わせがあった。大学側が当該教員に事情を聴いたところ、処分を受けたのは自分で、宮崎大学と争っていると認めた。

 都留文科大学は関係者の数度の会議を経て、当該教員を授業担当や学務担当から外した。さらに大学側は解雇やむなしと判断し、6ヶ月の試用期間中として7月31日付の解雇を決定した。

 前任校のこととはいえ学生へのセクハラに該当する行為でもあり、仮に都留文科大学が採用選考時に情報を把握していれば採用しなかったかもしれないという意味でも、今回の措置はやむをえないだろう。