大津いじめ自殺、十数万円恐喝か

 滋賀県大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件で、被害生徒が自殺直前、銀行口座から現金約12万円を引き下ろしたり、親戚が経営する店から現金数十万円を持ちだした形跡があることが7月20日までにわかった。被害者の行動は加害者からの恐喝を裏付ける可能性が高く、警察は金の行方を慎重に捜査している。

 生徒の自殺直後に実施されたアンケートでは、「金を脅し取られていた」「銀行口座の暗証番号をいうよう強要されていた」などの証言も複数寄せられていた。また新聞報道では同級生の証言として「自殺した生徒に対して加害者が『1万円持って来い』と脅しているのを聞いた」というものも報道されている。
 保護者は生徒の生前、生徒の金の使い方がおかしいことに気づいて注意し、児童相談所にも相談していた。しかし保護者・児童相談所とも、いじめで金品を脅し取られていることまでは見抜けなかったとのこと。
 「あの時に見抜いていれば…」という保護者や関係者の無念は計り知れないだろう。しかし、だからといって保護者に非があるわけではない。絶対的に悪いのはいじめ加害者の生徒であり、また加害行為を正当化してかばい立てる加害者側の親と学校・教育委員会であることは言うまでもない。