大津いじめ自殺、市長が再調査の意向表明

 滋賀県大津市の越直美市長は7月6日の記者会見で、大津市立皇子山中学校で2011年10月に起きたいじめ自殺事件について、再調査を行う方針を表明した。

 越市長は事件発生後の2012年1月に就任した。遺族側からの訴訟は2012年2月に提訴されているが、大津市はいじめの一部は認めたものの、いじめと自殺との因果関係は認めていない。
 越市長は2012年3月に市立中学校で一斉に卒業式が行われた際、別の学校であいさつする予定を急きょ変更して皇子山中学校の卒業式に出向き、自らがいじめ被害を受けた経験を話した。
 しかし2012年5月の第1回口頭弁論で大津市が争う姿勢を示したことで、遺族側からは「パフォーマンスだったのか」と不信感を持たれているという。
 再調査では加害者とされた生徒や保護者からの聞き取り調査の必要性にも言及し、弁護士などからなる調査委員会の設置を検討するとした。会見中市長は涙ぐむ場面もあったが、
単なるパフォーマンスに終わらせずに実効ある調査をしてほしい、また係争中の訴訟についても今までの姿勢を変更して英断をしてほしいと願う。

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