大津いじめ自殺、「被害者への自殺強要」証言明らかに

 滋賀県大津市立中学校2年だった男子生徒が2011年10月に自殺し、背景にこの生徒へのいじめがあったことが指摘されている問題で、学校が実施したアンケートで「自殺の練習をさせられていた」 とする別の複数の生徒からの証言があったことが、7月4日までに判明した。

 自殺した生徒の家族は2012年2月、大津市や加害生徒を相手取って提訴している。しかし大津市はいじめの存在は認めているものの、自殺との因果関係を否定して争っている。
 学校側のアンケートでは、ヘッドロックをかけたりズボンをずらしたり蜂の死骸を食べさせようとしたことなどのイジメ行為を担任が目撃していたことなど、いじめの存在は認めたものの、自殺強要についてはこれまで公表してこなかった。
 またアンケートでは、自殺した生徒への恐喝や万引き強要などもあったという証言も寄せられたという。
 学校・教育委員会側はいじめの事実関係を小さく描こうとしている。しかしこの事件は、1994年の愛知県西尾市立中学校のいじめ自殺事件を思い起こすような、極めて悪質な手口である。
 大津市はいじめの事実を直視し、早期解決を図るべきではないか。

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