いじめ集団、生徒の自殺後にも暴言

 福岡県筑前町立三輪中学校のいじめ自殺事件で、加害者グループが生徒の自殺後、「せいせいした」などと話していたことが分かりました。

福岡中2自殺 いじめ集団1年前からしつこく 死後「せいせいした」
『北海道新聞』  2006/10/22 06:59
 福岡県筑前町の中学二年男子生徒(13)による自殺事件で、同級生の一部のグループが、一年前からたびたび、「死ね」「うそつき」などと生徒をののしっていたほか、自殺後も学校で「せいせいした」などと口にしていたことが二十一日、複数の関係者の証言で分かった。生徒を自殺に追い込んだいじめ行為の根深さを物語る証言で、福岡県警もこの情報を把握しており、近く同級生らから事情を聴くことにしている。
 証言によると、いじめは主に特定のグループによって繰り返されていた。その中の一人は一年前から被害生徒を「死ね」「うそつき」などと罵倒(ばとう)。「近寄らんめえよ(近寄らないがいいよ)」と、周囲に無視を呼び掛けることもあったという。生徒が自殺した十一日には、別のメンバーが教室で生徒の机をたたき、「消えろ」と大声でののしった。
 また、自殺後も「せいせいした」「別にあいつがおらんでも、何も変わらんもんね」「おれ、のろわれるかもしれん」などと校内で友人に話したほか、十三日の通夜の席では、笑いながらひつぎの中を何度ものぞき込む姿も目撃されている。
 メンバーたちは二十一日までに、入れ替わり生徒宅を訪れ遺族に謝罪。その際、これらの行為の一部を認め「(自分も同じ立場だったら)死にたくなる」などと答えた。さらに被害生徒が一年生の時、いじめを誘発する発言をしたとされる男性担任教諭(47)の言動を見て「先生と一緒になってからかったりしてました」と、教諭の影響があったことも口にしたという。

 いじめの根深さ、加害者グループの無反省さがよく分かります。学校や地域がいじめもみ消しに動いているもと、彼らが無反省になるのも必然的かと思います。
 「せいせいした」「別にあいつがおらんでも、何も変わらんもんね」「おれ、のろわれるかもしれん」などという発言は、無反省の象徴です。呪いの代わりというわけではないですが、加害者には社会的に必要な措置がとられるべきでしょう。
 遺族に謝罪した生徒がいるということですが、本当に加害者グループのメンバーだったのか、それとも傍観者グループに属する級友だったのか、ということが検証されなければならないでしょう。
 謝罪に訪れたのが加害者グループなら「責任逃れのために謝罪したふりをした」としか思えず、罪はさらに重くなります。また、校長のやっていることと全く同じです。
 一方で、傍観者グループが「知らず知らずの間に傷つけていたかもしれない」という思いで謝罪したのなら、亡くなった彼のためにも知っていることをすべて話すべきでしょう。