大阪府、教員採用辞退者急増

 大阪府では2012年度の教員採用試験合格者のうち、13.4%にあたる308人が採用を辞退した。


 近年では最高の辞退率となっている。採用自体の理由としては、他府県や私学の教員採用試験に合格したことなどが原因としてあげられている。
 一方で、今年度になって辞退者数が急増したことについては、大阪府議会で君が代起立強制条例や、教育行政基本条例・府立学校条例の教育基本2条例と職員基本条例が成立し、教職員への締め付けへの不安が強まったことが原因の一つとみられている。
 教員採用試験は一時期に比較すればやや倍率は下がったとはいえども、現状でもかなりの難関となっている。採用試験受験者にとっては教員になることを強く夢みてきて、なかなかあきらめきれないであろう。縛りのゆるい他県や私学に合格すれば、そっちを選ぶのは必然的ではないだろうか。
 また採用辞退に至らなかった人についても、「夢をあきらめきれない。あきらめても就職のあてがない。フリーターや失業者などとして過ごすよりは、教員として採用されて当面の生活基盤を確保してキャリアを積みながら、政治的締め付けについては当面我慢して、政治動向が変わるのを待つか。もしくは頃合いを見て他県や私学の採用試験を受け直し、経験者としてアピールすることで有利に移る条件にするか」ということを考えている人も一定数いるんじゃないだろうか。