全国学力テストが実施される

 文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が4月17日に実施される。

 毎年4月下旬に実施することになっている。昨年は東日本大震災の影響で中止になり、2年ぶりとなる。全国の3割にあたる9709校の抽出校と、自主参加の1万6159校が参加することになる。参加率は81.9%となっている。

 教科は従来の国語と算数・数学に加えて、今年から理科が新たに加わることになった。

 全国学力テストについては、もともと学校間・地域間の競争と序列化を目的に導入されたものである。批判もあり、文部科学省としては競争と序列化を露骨に打ち出せなくなり、表向きはいろいろと理由をつけるようになったものの、やはり競争と序列化という本質は変わっていない。

 抽出調査に変更されるなどの改善点はあったものの、それでも抽出率は3割と中途半端すぎる。抽出調査目的ならもっと少なくても差し支えない。また一人一人の学力を見るという理由も後付けでつけられたが、個人の成績表が返却されても正答か誤答かだけでどこに躓いているのかなどがよく分からないとか、そもそも成績返却が遅すぎるという問題も指摘されている。

 全国学力テストは現行の形式で実施する限りは、中止すべきである。