長期入院高校生に講師派遣:大阪府教委

 長期入院中の大阪府立高校の生徒に対し、病院に講師を派遣して学習をおこなう制度を、大阪府教委が創設することになった。

 大阪市旭区在住の府立高校生が、大阪市のサイトに投稿したことがきっかけとなったという。
 新聞報道によると経緯はおおむね以下の通り。
 難病を抱えるこの高校生は、長期入院を余儀なくされ、入院中は友人らの支援で自学自習で乗り切ったという。この高校生は中学生時代にも長期入院していたが、中学生時代には院内学級に在籍して学んだが、高校では制度の対象外だったことから、「高校にも院内学級のような制度があれば」と大阪市のウェブサイトに投稿した。
 投稿は旭区長が受信し、区長から橋下徹大阪市長に転送された。橋下市長は高校生に「君一人を救えない政治などいらない」などと直接返事を書き、また橋下市長から松井一郎大阪府知事にも連絡した。
 橋下市長から連絡を受けた松井知事は府教委にも伝え、府教委は制度検討に入ったという。
 この制度創設自体はよいことではある。ただ、橋下徹という人は大阪府知事時代に、私学助成を求める高校生に「自己責任」などと言い放って泣かせたことが忘れられない。同じ人の対応なのだろうか。しかも橋下氏の政治手法、日に日にひどくなっていて、市長就任後は連日のように次から次に真っ正面から憲法違反や人権侵害の対応を打ち出している。
 そんなタイミングで橋下氏の対応を美談として流すのは、何かの意図があるのだろうかと気になってしまう。