教育基本条例案:違法性指摘された内容に固執する橋下市長

 橋下徹大阪市長は1月25日の府市統合本部の会議で、教育基本条例案について、首長が教育目標を設定することにこだわる意向を改めて示した。

 首長が教育目標を設定する点については文部科学省から違法の疑いを指摘され、大阪府教育委員会が対案を出したものの、それすら蹴った形になる。
 橋下氏は「ここは文科省との勝負になる」とも発言したという。しかし勝負も何も、違法の疑いが強く指摘されている。
 橋下・維新にとっては首長が教育目標を設定する点はどうしても譲れない様子。しかし文部科学省はじめ、日弁連や法律家・教育関係者など多くの人がこれを違憲・違法と指摘しているのである。橋下・維新はなんだかんだ並べ立てても、究極的に単純化すると「自分たちの気に入らないことは認めない」と言っているだけに過ぎない。
 多くの人にとっても、教育基本条例案全体、また首長が教育目標を設定する点は、撤回以外には絶対に譲れない問題である。
 もちろんもめ事や対決に巻き込まれず、日々を何もなく平穏に過ごせればそれにこしたことはない。しかし今の教育基本条例案をめぐる攻防は、平穏な日々を送る前提すら根本的に奪われようとする状態、平穏な日々を過ごすという当たり前のことをこれからも当たり前に過ごすためにも、今が全面対決の正念場である。

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