「君が代」訴訟、処分一部取り消し:最高裁

 卒業式で「君が代」不起立などで処分を受けた東京都内の公立学校教員について処分取り消しを求めた3件の訴訟の上告審で、最高裁は1月16日、一部の原告について処分取り消しを認める判決を出した。

 不起立を繰り返して停職処分を受けた教員2人のうち1人については停職処分取り消しを認め、もう1人については別件での処分があったとして取り消しを認めなかった。
 判決では「君が代」不起立について「動機・原因は個人の歴史観・世界観等に起因するものであり、行為の性質・態様は積極的な妨害等ではなく、物理的に式次第の遂行を妨げるものではない」として、減給以上の処分には慎重な考慮が必要となるとした。
 戒告処分ならよいとも取れる点は不十分だが、不起立への処分について一定の歯止めがかけられるような判決になっていくのかもしれない。

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