小中一貫校を「スーパー学校」化する構想

 橋下徹大阪市長は1月13日、大阪市が設置を目指している施設一体型小中一貫校2校について、私立並み・それ以上の特別な教育をする「スーパー学校」にする構想を表明した。

 大阪市では施設一体型小中一貫校を2校設置することを発表している。
 施設一体型小中一貫校の計画そのものは、橋下氏が市長に就任する前に発表されたものである。小中連携の一環として1中学校区に対応する小学校が1小学校のところで計画され、既設の小学校と中学校の校舎を統合する形でおこなう。
 現時点では矢田小学校・矢田南中学校(東住吉区、2012年度開設予定)、啓発小学校・中島中学校(東淀川区、2013年度開設予定)の2ヶ所で計画されている。
 偶然なのか、小中一貫校に改編される計画があるうちの一つ、啓発小学校・中島中学校は、橋下市長の母校でもある。そのことからか、小中一貫校については、前市政時代に計画した意図とは全く違う「エリート校」作りを打ち出している。市内全域を通学区域に想定しているという。
 橋下氏といえば、学校選択制を打ち出したり、競争教育を推進したりと、教育問題についてはやたらと一面的な「学力」(=テストの点数競争)一辺倒である。
 一部の学校だけエリート校にして特別な教育をおこなうような小中一貫校の運営は、全くの論外であろう。こんな学校を作ることは、教育格差が開くことにもつながりかねない。また自分の出身校をそのような学校にすることも、公私混同であろう。

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