知っていることは話してほしい

 福岡県筑前町立三輪中学校のいじめ自殺事件で、ほかの複数の生徒が「教師からいじめを受けたことがある」などと告発していることが分かりました。

「自分も先生からいじめ」=真相解明求める声も-男子自殺で三輪中生徒・福岡〔『時事通信』 2006/10/19〕
 福岡県筑前町立三輪中学校2年の男子生徒(13)のいじめ自殺問題で、同校が全校生徒を対象にしたアンケートに対し、生徒らから「自分も先生からいじめを受けた」「学校が信じられない」などとする回答があったことが19日、分かった。
 自殺した生徒の母親(36)によると、学校側は自宅を訪れた際、16日に無記名で行ったアンケートの全生徒分の回答用紙を持参した。
 回答には「自分も別の先生からいじめを受けた」「体罰、暴力がある」「先生の好き嫌いによって差別された」「学校が信じられない」「誰を信じていいか分からない」など、学校への不信感が数多く書かれていた。
 中には「学校はうそをつかないで、きちんと遺族に話してほしい」と、自殺の真相解明を望む声もあったという。

 教師による生徒いじめや差別、「体罰」や暴力など、教師が一番してはいけないことです。こういうことを平気でおこなえる学校の体質は、すぐに変えなければいけません。
 この学校の生徒は、自殺した生徒へのいじめ問題をはじめ、学校でのほかの人権侵害問題についても、知っていることはどんな小さなことでも告発していくことが重要です。
 その一方で、一連の学校の隠蔽工作や「葬式に来ていた一部生徒集団がへらへらと笑っていた」「生徒の机に花一輪すら置かないどころか、死後に生徒の机に『バカ』と落書きされた可能性すらある」「PTAが取材拒否カードを生徒に配った」など、学校や地域などの卑劣な態度をみると、いじめや人権侵害の告発者が逆恨みされて逆に学校・地域ぐるみでのいじめを受けかねない、という不安もあります。
 でもそれ以上に、「真実を話し、いじめをなくしたいと考えている人ならば、徹底的に応援したい」と考えている人の方が、日本全国には圧倒的に多いのです。この学校の良心的な生徒や、良心的な保護者・地域住民は、知っていることをどんどん話してほしいと願います。