別の教師が生徒を不登校に追い込んでいた事件も

 福岡県筑前町立三輪中学校のいじめ自殺事件に関連して、2年前の2004年にもこの中学校で、別の女性教諭が女子生徒(当時2年生・現在は卒業)に対して、悪質な暴言を繰り返して不登校に追い込んでいたことが分かりました。


 『西日本新聞』2006年10月18日付夕刊記事によると、概要は以下の通りだということです。

 女性によると、2年前の7月、清掃の時間に女性が友人数人と私語を交わしながらほうきで床を掃いていた際、見回りに来た女性教諭が「話をせずに掃除しなさい」と注意。直後に女性の顔を見ながら「あんた、ばかじゃないの」「頭がおかしい」とののしった。
 女性は「なぜ、先生からさげすまされないといけないのか」と衝撃を受けた。納得できず女性教諭の自宅に電話した際、女性教諭は「転校してくる前の学校でも頭が悪かったらしいね」「茶髪に染めていたんでしょ」などと発言。抗議すると「本当のことを言っただけでしょ」と話したという。
 母親に相談し、一週間後に女性教諭と校長室で面談した女性は「何か言うことはありませんか」と謝罪を求めたが、女性教諭は「何もないです」と答えたまま黙り込んだ。母親が抗議すると当時も校長だった合谷校長は「私にそういうこと言われても分からないですね」などと問題視していない態度を取ったという。
 教諭と学校に不信感を抱いた女性はその後、卒業するまで学校を休みがちになった。この女性教諭は現在も同中に在籍している。

 この女性教諭の発言は、人権無視もいいところの悪質な暴言です。普通の教師が、生徒に対して言う言葉ではありません。いや、無抵抗の生徒を一方的にののしっているという悪質さからみると、教師という意味だけではなく、人としての資質を疑います。
 また、当時も校長を務めていた合谷校長が、事件発生当時「私にそういうこと言われても分からないですね」としてまともに対処しなかったことも、この学校の人権侵害体質の根深さを感じます。
 いじめ自殺事件にしても、2年前の暴言事件にしても、「教師の中に、たまたま人格的に問題がある輩が紛れ込んでいた」というレベルの問題ではないと判断できます。この学校の教職員全体が腐っているとしか形容しようがありません。
 もっと言うのなら、「生徒に対するいじめや人権侵害」という意味では、福岡の教育界全体が腐っているのではないか、というところまで突き詰めて追及されなければならないでしょう。