瑞浪いじめ自殺、いじめ認めずの不当判決:岐阜地裁

 岐阜県瑞浪市立中学校2年だった女子生徒が2006年10月、同級生4人からいじめを受けたと名指しする遺書を残して自殺した事件で、両親が加害者と保護者を相手取って訴えた訴訟で、岐阜地裁は11月30日、いじめの存在すら認めずに両親の請求を棄却する判決を出しました。

 鈴木正弘裁判長は判決で「遺書の記載を含む原告の主張を考慮しても、被告生徒らによるいじめ行為の存在を積極的に推認させる事実はない」としました。
 全くありえない不当判決です。生徒が残した遺書では「本当に迷惑ばかりかけてしまったね、これでお荷物が減るからね」などと記していて、また生前には名指しされた4人からいじめを受けていたといいます。
 また葬式の際、加害者4人が笑っていたという情報もあります。
 この事件では学校側がいじめを認めています。加害者は事件直後にはいじめを認め、謝罪文も書いていました。しかしじきに遺族側と音信不通になり、遺族が提訴すると「いじめはなかった」「謝罪文はむりやり書かされた」などと居直りました。
 加害者側の対応も決して許されることではありませんが、そんなものを追認する判決も異常です。
(参考)
◎中2いじめ自殺 両親の訴え棄却 岐阜地裁(朝日新聞 2011/11/30)