「教育基本条例案」の問題点 3

 「教育基本条例」案では、保護者に対しても上から目線で見当違いの注文を付けるような条文もあります。

 第10条の2では「保護者は、教育委員会、学校、校長、副校長、教員及び職員に対し、社会通念上不当な態様で要求等をしてはならない。」としています。
 いわゆる「モンスターペアレント」を想定しているのでしょうが、こんなものをわざわざ明記しても拡大解釈され、学校側の意に沿わければ「モンスターペアレント」のレッテルを貼って中傷・攻撃する行為を正当化することにもつながります。
 そもそも「不当」とは誰がどう決めるのかという根本的な問題があります。それについては何の言及もありません。
 また現在でも、いじめや、教師からの暴力・虐待・わいせつ行為など、学校にとって不都合な内容を訴えた保護者に対して、自分にとって邪魔になるとして逆恨みして「モンスターペアレント」のレッテル貼りをおこなって、学校側が保護者に不当攻撃をおこなっていることが強く疑われる事例など、たくさんあります。
 この条例では、学校側にとって不都合な意見を言う保護者を「モンスターペアレント」として封じ込める風潮を正当化して加速させる危険性があります。

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