群馬いじめ自殺訴訟:第4回口頭弁論

 群馬県桐生市立新里東小学校いじめ自殺訴訟の第4回口頭弁論が11月4日に前橋地裁で開かれました。

 いじめの予見可能性について応酬があったということです。
 読売新聞2011年11月5日付『「いじめ自殺」訴訟 予見可能性巡り応酬』によると、原告側は以下の主張をおこないました。

 原告側は、1980年代以降のいじめ問題の歴史をふまえた上で、「いじめの対象となった児童が自殺を選択するのは通常のことで、いじめは自殺行為に駆り立てるほど破壊力を持つ」と指摘した。

 一方で被告の群馬県・桐生市の側は、文部科学省の2008年度のいじめ調査で、小学校でのいじめの認知件数が4万807件あったのに対していじめ自殺は0人だったことをあげ、いじめ自殺は例外的という主張をおこない予見可能性を否定したといいます。
 文部科学省の統計の上では、確かにいじめに起因する自殺は0人とはなっています。しかし、遺族や関係者がいじめ自殺の可能性があると訴えた事案、またマスコミ取材でいじめの存在が指摘された自殺事案など、いじめ自殺の疑いがある事案は数ヶ月に1回は発生しています。
 次回の口頭弁論は2012年1月20日だということです。できるだけ早期によい判決が出ることを願います。