育鵬社拒否した竹富町に教科書無償給与しない方針:文科相

 中川正春文部科学相は10月26日、沖縄県八重山地区の教科書採択問題について、東京書籍版を採択した竹富町に対し、教科書の無償給与をしない方針を表明しました。

 八重山地区では社会科教科書について、地区の採択協議会では育鵬社を支持する一部委員が直前の規約改定や委員入れ替えなどの規約違反すれすれの行為をおこない、強引に育鵬社版を採択させた経緯があります。八重山地区は3町村で成り立っていますが、竹富町では自主的に東京書籍版を採択しました。広域採択地区を設定している場合、地区を構成する自治体では統一した教科書を採択する必要があります。

 地区協議会のやり方に問題があり、また現場の教職員や教育委員もごく一部しか育鵬社版を支持していないという現実があります。無償給与をしないという財政的な問題までちらつかせて、このような教科書を追認させようとするのはいかがなものなのでしょうか。