秋田中学生自殺「調査不適切」指摘

 秋田県大館市立第一中学校3年の男子生徒が2010年10月に自殺した問題で、「県子どもの権利擁護委員会」は10月14日までに、大館市の調査方法に問題があったとする報告書をまとめました。

 いじめについては、なかったとは断定できないとしながらも、状況証拠からはあったとも断定できなかったとも結論づけています。
 大館市教育委員会は自殺から1週間後に、いじめはなかったと結論づけたのは不適切としました。
 この問題では、「恨」などの文字や、血文字で特定の人物の名前が書かれた紙など、いじめをうかがわせるような遺品が出ています。また生徒がいじめられているという噂も、家族のところに入っていたといいます。
 さらに、この生徒が高校の体験入学を希望した際、学校側の手違いでこの生徒だけ申し込み漏れになっていたことが当日高校に行ったときにわかり、当日体験入学を引率していた中学校教諭は高校側に相談することなく「申し込んでいないのだから参加できない」と機械的な対応をして追い返したこともわかっています。
 十分とは言えないのかもしれませんが、大館市教委の対応が問題だと指摘されたことについては、当然だといえるでしょう。
(参考)
◎大館の中3男子自殺:県子どもの権利擁護委「市教委調査、不十分で拙速」 /秋田(毎日新聞 2011/10/15)