いじめ自殺を隠蔽:北海道滝川市教委

 『読売新聞』2006年10月1日付に、『小6女児自殺、市教委が遺書の「いじめ」記述隠す』という記事が掲載されています。

 北海道滝川市立小学校で2005年9月、小6女児が教室で首吊り自殺を図って重体になり、その後2006年1月に死亡したという事件が発生しました。
 記事の内容(要約)は以下の通りです。

 自殺した女児がいじめを苦にしているという内容の遺書を残していた。遺書では自殺の動機について「いじめ」と明言していたにもかかわらず、学校や滝川市教育委員会は遺書の存在や内容を把握しながら、いじめを隠して発表し、自殺の原因について「特定できなかった」と結論。自殺に関する事実関係を遺族が独自に調査した上で、遺書の内容に関する情報を読売新聞に提供。遺族から情報を得た読売新聞が滝川市教委に取材したところ、市教委はいじめを把握していたことを認めた。

 遺族の気持ちを考えると、心中を察するにあまりあります。
 また「いじめを把握していた」という事実を隠し、新聞社の取材で初めて「いじめを把握していた」事実を認めるという滝川市教委の態度には、いったい何を考えているのかという強い疑問を持ちます。遺族が声を上げなければ、何もなかったことにするつもりだったのでしょうか。
 滝川市教委の行為は、亡くなった児童や遺族を愚弄しているといっても過言ではないでしょう。
 滝川市教委の発表や調査は、事実を隠蔽しようとしたものと受け止められても仕方がありません。事実を闇に葬り去ろうとする動きがあったことに対して、非常に残念に思います。