瑞浪いじめ自殺訴訟、加害生徒の本人尋問:岐阜

 岐阜県瑞浪市立瑞浪中学校のいじめ自殺事件の訴訟で、加害者とされた元同級生の女子生徒への本人尋問が5月25日に岐阜地裁であり、4人ともいじめを否定する証言をおこなったということです。

 いじめ自殺事件は2006年10月に発生しました。当時2年生だった女子生徒が、同じ部活動に所属していた同級生の女子生徒4人からいじめを受けたとする遺書を残して自殺しました。

 遺書で名指しされた加害者は事件直後にはいじめを認めていたということです。しかしその後遺族と連絡が取れなくなり、いじめを否定する主張に転じました。遺族は事件から3年後の時効を目前に民事提訴しました。

 この事件では学校もいじめの存在を認めたといいます。

 加害者の生徒は本人尋問で、いずれもいじめを否定しました。自殺した生徒の両親に対して、加害者が「バスケットボール部の仲間に入れない雰囲気を作ってしまった」と話したことや当初は謝罪したことについても、「雰囲気が怖くて無理やり言わされた」などとしたということです。

 いじめの存在を否定し、いじめを認めたような言動は「遺族から圧力をかけられて揚げ足を取られた」かのように言い立てる戦術なのでしょうか。いじめや不法行為の加害者の「定番」の戦術でしょうが、不愉快極まりありません。

 しかし加害者がいくら詭弁を弄しても、いじめの存在は疑う余地もないでしょう。自殺した生徒や遺族の名誉を回復するためにも、適正な判断を願います。

(参考)
◎瑞浪の中2自殺:損賠訴訟 生徒4人に尋問、全員いじめ否定--口頭弁論 /岐阜(毎日新聞 2011/5/26)
◎同級生、いじめを否定 瑞浪中生自殺(中日新聞 2011/5/26)