大阪市此花区柔道教室死亡事故:指導者を略式起訴

 大阪市此花区の整骨院に併設された柔道教室で2010年11月、小学校1年だった男子児童が指導者との練習中に意識不明になって死亡した事故で、大阪区検は5月17日、指導者(36)を業務上過失致死容疑で略式起訴しました。

 指導者は、死亡した児童が柔道教室に通い始めたばかりの初心者で受け身を十分に取得していなかったことを把握しながら、「受け身ばかりの練習だと飽きて教室をやめるおそれがある」などとして立ち技を交えた指導をおこなう方針を立て、児童に足払いなどの立ち技をかけるなどしました。練習中に児童に異変が現れるなどしましたが「ここでやめると根性がつかない」などとして練習を続けました。児童は意識不明になって病院に搬送され、1週間後に急性硬膜下血腫による脳腫脹で死亡しました。
 この事故では、「指導者の方針を了承していた」として整骨院経営者の男性(37)も業務上過失致死容疑で書類送検されました。しかし経営者については5月17日付で起訴猶予処分となりました。
 柔道関係者はこの事故を人ごととせずに柔道指導全体の問題として受け止め、安全な指導方法について研究を深め、このような事故を根絶する取り組みを強めることを強く願います。
(参考)
◎足払い繰り返し小1男児死亡 柔道指導者を略式起訴(産経新聞 2011/5/17)

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