大阪市住之江区乳児虐待死:両親を逮捕

 生後間もない男児に繰り返し虐待を加えて死亡させたとして、大阪府警捜査一課などは5月15日、父親(21)と母親(34)=大阪市住之江区緑木1丁目=を傷害容疑で逮捕しました。両容疑者とも容疑を否認しているといいます。

 被害にあった男児は2010年10月に生まれました。しかし生後1ヶ月の2010年11月上旬に腕の骨折が判明し、また11月下旬には両足骨折のため入院しました。2010年12月10日に退院しましたが、翌12月11日には意識不明になって救急搬送されました。
 児童は治療を受けていましたが、生後3ヶ月だった2011年1月17日に死亡しました。肋骨骨折により肺が損傷し呼吸困難になったことが死因だと診断されたということです。また硬膜下水腫も発症していたといいます。
 大阪府警が鑑定をおこなった結果、児童には複数の骨折痕があり、関節を逆向きにねじられたり、体を強く揺さぶられた可能性が高いと判断しました。
 虐待の様相は凄惨極まりありません。児童が意識不明になる直前の行動について被疑者は「入浴中に誤って落とした」などとして否認しているといいます。しかし何度も骨折して治療を受けたり、関節を逆向きにねじられた痕跡が見つかるなどきわめて不審です。
 刑事事件としても事実を詳細に解明するとともに、児童相談所など関係機関としても虐待の背景についても明らかにしていくことが必要になってきます。
(参考)
◎大阪の乳児不審死、両親を逮捕 暴行繰り返した疑い(朝日新聞 2011/5/15)
◎大阪・乳児死亡:両親を傷害容疑で逮捕 日常的に虐待か(毎日新聞 2011/5/15)
◎大阪の乳児死亡、繰り返し暴行の容疑で両親逮捕(読売新聞 2011/5/15)
◎死亡長男への虐待で両親を逮捕 傷害容疑で大阪府警 「すべて間違い」と供述(産経新聞 2011/5/15)