「集団自決」検定意見撤回せず:文科相

 高木義明文部科学相は4月26日、2007年の高校日本史教科書での沖縄戦「集団自決」に関する検定意見を撤回する考えがないことを表明しました。


 大江健三郎氏の著作『沖縄ノート』の「集団自決」に関する記述が争われた訴訟で、大江氏・岩波書店側の勝訴が確定したことを受けたものです。
 訴訟については「私人の論争なので司法が下した判断についてコメントする立場にはない」とコメントしました。
 しかし2007年の検定では、「私人の論争」と主張している訴訟を根拠にして、片方の意見に与して、片方の主張に沿った方向での検定意見をつけたことが明らかになっています。今さら「私人の論争」扱いされても苦し紛れの屁理屈で開き直ったとしか見えず、大きな矛盾が生じるのではないでしょうか。
(参考)
◎文科相、意見撤回せず 教科書検定(沖縄タイムス 2011/4/27)