特別支援学校過密化:毎日放送が取材

 毎日放送のニュース番組『voice』は、特別支援学校の現状を取材した特集「生徒急増 特別支援学校の課題」を、2011年4月7日に放送しました。


 大阪市立生野特別支援学校高等部に通う男子生徒の学校生活の様子を中心に、保護者や学校関係者へも取材をおこなって構成しています。
 知的障害児を対象とする特別支援学校は全国的にも過密化の傾向が進んでいます。この学校でも例外ではなく、数年は余裕を持って使えることを見越して昨年春に増設された校舎はすでに満杯になっているということです。また教室不足のため、8人定員の学級を10人編成にせざるを得ませんでした。
 またこの学校では自立訓練のための作業学習では障害程度に応じていくつかの実習班に分かれていますが、学校周辺の美化・清掃を担当する「環境班」が編成されています。元々は印刷技術を学習する「印刷班」でした。しかし生徒の急増で印刷実習教室を普通教室に転用せざるを得なくなり、実習場所確保の苦肉の策として、校内に特別な実習施設のいらない方法として「環境班」が生み出されました。
 特別支援学校の就学希望者が増加する一方、設備は追いついていない現状があり、結果的に1校あたりの生徒数が増加して過密化することになってしまいます。これでは教育環境が悪化し、十分な教育ができないことになってしまいます。
 大阪府では府立・大阪市立ともに特別支援学校の増設方針が掲げられています。できるだけ早く、学校の増設も含めて設備の拡充など必要な対策をとっていくことが必要なのではないでしょうか。