わいせつ教師に賠償命令:長崎

 勤務校の女子児童にわいせつ行為を繰り返したとして実刑判決が下された、長崎県長与町立小学校元教諭・高橋裕司(31)=服役中=に対し、裁判所が被害児童3人へ計900万円の損害賠償を命じていたことがわかりました。

 刑事訴訟に付随する形で裁判所が審理して加害者への賠償命令を下す損害賠償命令制度(2008年導入)による措置だということです。被害者のうち3人がこの制度による申し立てをおこないました。被害者1人あたり300万円と算出しました。
 通常の民事訴訟よりも早期に結果が出るといい、高橋への実刑判決が下された2月28日から1週間後の3月7日付で賠償命令が決定したということです。
 制度が改正され、早期に賠償命令が出るようなしくみになったこと自体は一歩前進でしょう。しかし加害者への実刑判決や損害賠償金支払いは、加害者への制裁の一部にはなるとはいえども、被害者の心身の傷が癒えるというわけではありません。
 被害者の傷が少しでも回復することを願うとともに、そもそもこのような事件を起こさせない・このような変質者を学校現場に紛れ込ませないという観点での対策も同時に必要となってきます。
(参考)
◎女児強制わいせつ:元教諭に損害賠償命令 /長崎(毎日新聞・長崎版 2011/4/2)