東日本大震災と心のケア

 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に関連して、全国の臨床心理士らでつくる「日本心理臨床学会」ではこのほど、特設サイト『東北地方太平洋沖地震と心のケア』を開設しました。

 サイトは工事中の部分も多いですが、3月19日時点では被災した子どもの心のケアに関するコンテンツがアップされています。災害に関して、子どもの心のケアに関する内容や周囲の大人の留意事項が示されています。また被災体験を無理に語らせないことや、研究調査などと称して安易な行動はとらないことなど、報道関係者や研究者への注意事項も示されています。
 またこれとは別に文部科学省は同省公式twitter上で、阪神・淡路大震災(1995年)での経験を兵庫県教育委員会がまとめた、災害を受けた子どものケアに関する教職員向け研修資料を紹介しています。
◎兵庫県教委『災害を受けた子どもたちの心の理解とケア 指導資料』1996年3月発行
◎兵庫県教委『災害を受けた子どもたちの心の理解とケア 研修資料』2011年3月発行
 災害の現状を考えると現局面では食料品や生活物資など物理的に生命を守る取り組みや、災害の全体像把握などに重点が置かれるのは当然でしょうが、同時に児童・生徒はじめ被災者への心理的ケアの面についても検討課題となってきます。