小学校プール死亡事故、教職員5人を書類送検:大分

 大分県玖珠町立塚脇小学校のプールで2010年7月、2年生の男子児童が授業中におぼれて死亡した事故で、大分県警は1月14日、業務上過失致死容疑で校長・教頭と授業担当の教員3人の計5人を書類送検しました。

 事故は2010年7月16日に発生しました。同校のプールは水深0.7mの小プールと1.28mの大プールの2種類があり、柵で区切られているということです。

 事故当時は2年生の授業中で、教諭2人と臨時講師1人の計3人の教職員が指導に当たっていました。低学年児童は小プールを使用することになっていましたが、この日は児童の希望があったとして、教諭らは大プールで泳ぐことを許可しました。

 3人の教員はプール内やプールサイドで監視をおこなっていました。児童がおぼれていることに気づき応急措置などをしましたが、意識が戻らないまま死亡したということです。死亡した児童は身長約120cmだったということです。

 教員3人に対しては、大プールで泳ぐことを許可するなどの行為が安全配慮義務を怠ったと判断されました。また管理職については、十分な安全対策を講じなかったことが問われています。

 刑事処分としては現行の手続きの上では、個人の責任を問う形にはなります。しかし一方で事故の性格を考えれば、事故の状況を徹底的に明らかにした上で再発防止策をとっていくことが重要になります。

(参考)
◎小学校長ら5人書類送検、大分 男児死亡プール事故(共同通信 2011/1/13)