桐生市児童自殺:第三者委員会非公開で発足

 群馬県桐生市立新里東小学校6年女子児童が自殺し背景にいじめが指摘されている問題で、桐生市は12月9日、第三者委員会を12月8日に非公開で開催したと発表しました。


 「中立の立場で公正な調査をおこなう」として、委員の氏名や開催日時・調査報告書がまとまるまでの議論内容は非公表にするということです。
 第三者委員会の設置の事実は、遺族にすら事前に知らされていませんでした。遺族は「学校側の調査結果すら知らされていない。自分たちの話も聞いてほしい」と訴えているといいます。遺族には事前に知らせたり、傍聴や意見表明の機会を作ったりしていくことが必要不可欠ではないでしょうか。
 また委員氏名非公表についても、選任基準もわからず、各委員にいじめに関する専門知識があるかどうか不明である問題も指摘されています。
 福岡県筑前町立三輪中学校いじめ自殺事件や滋賀県愛荘町立秦荘中学校柔道部死亡事件での第三者委員会のように、「第三者委員会」という体裁だけ整えて、実際は学校・行政に都合のよい結論を導き出すことを図るのではないかと疑います。
 一般的にいえば第三者委員会の設置自体は、適切な方法でおこなわれるのならばありえます。しかし今回の場合、適切な設置・運営といえるのでしょうか。
(参考)
◎小6自殺で第三者委設置 非公開「委員の意思尊重」遺族にも会合内容伝えず(読売新聞・群馬版 2010/12/10)
◎知らされず 憤る父 委員名も非公表に疑問の声(東京新聞・群馬版 2010/12/10)