浜松北高校転落事故:二審も原告訴え認める

 静岡県立浜松北高校で2002年、校舎屋根から転落して後遺症の残るけがを負ったとして、当時1年生だった男性が訴えていた訴訟で、東京高裁は10月28日、一審静岡地裁浜松支部の判決を支持し静岡県の控訴を棄却しました。

 男性は当時テニスをしていて、テニスボールを拾おうと校舎屋根に登ったところ、屋根のガラスが割れてコンクリート床に転落したということです。
 一審静岡地裁浜松支部判決では2010年3月15日、男性側の主張を一部認め、事故の予見可能性があったとして学校側の過失を認定して約2000万円の支払いを静岡県に命じる判決を出しました。
 転落の危険のある場所に容易に生徒が近づけるという構造や、危険箇所を漠然と放置する対応自体が問題ではないかと感じます。
 学校での転落事故は発生件数自体は比較的少なめですが、その性質上一度発生すると被害が大きくなる傾向にあります。事故を防止するためにも、事件の教訓を受け止めてきっちりと再発防止策をとっていくべきではないでしょうか。
(参考)
高校生転落、静岡県の控訴棄却 学校の過失認め賠償命令(読売新聞 2010/10/29)