指導力不足教員減少傾向:文部科学省調査

 文部科学省は10月27日、2009年度の指導力不足の教員260人で、ピーク時の2004年度以降5年連続で減少していると発表しました。

 一方で認定数自体も、また認定数の減少傾向も、実態に即していないのではないかと感じます。
 「指導」と称して児童・生徒に悪質な暴力行為やいじめ行為を加えるような教師の例も、新聞報道されるものだけでも毎日のようにあります。新聞報道されるものはおそらく氷山の一角で、実態はもっとひどいことが推測されます。
 それらの教師は学校外なら犯罪者扱いされてもおかしくないはずですが、不思議なことにその手の教師が指導力不足認定されることはまれです。逆にその手の教師が校長や教頭に昇進しているというケースも珍しくありません。
 教育委員会上層部自体がこの手の暴力やいじめを容認する体質だから、暴力・いじめ教師を指導力不足とも認めず、逆に野放しにしているといえます。したがって認定数自体も、認定の減少傾向も、ある意味ではそういう帰結になってしまうでしょう。
 また当事者が逆恨みして騒ぐことをおそれて、指導力不足教員を安易に認定できないという空気もあるのかもしれません。
 もちろん無理やり指導力不足教員の認定者を増やす必要などどこにもありません。しかし本来指導力不足として扱われてしかるべき種類の教師が野放しにされている現状は、改善しなければなりません。