城陽市児童虐待疑惑事件、被告に無罪:京都

 京都府城陽市で2009年、当時生後7ヶ月の男児が太ももを骨折した事件で、虐待を加えたとして傷害容疑に問われた父親(26)に対し、京都地裁は10月27日、無罪判決を言い渡しました。

 事件発覚当時の新聞報道によると、母親が2009年5月30日に男児の足の異変に気づき、病院を受診して骨折が判明したといいます。病院がけがを不審に思って通報しました。児童にはほかにも数ヶ所のあざがあったといいます。
 被告は2009年10月に逮捕されました。逮捕直後には「泣きやまないので腹が立った」などと容疑を認めていたということです。しかし公判では暴行を否認し、「骨折が発見される数日前にいすから落ちた。それが原因の可能性がある」などと主張しました。
 判決では骨折を故意のものと判断しました。父親が加害者である可能性が高いとは指摘したもの、完全に父親の犯行と断定できず、母親がおこなった可能性も捨てきれないと判断して無罪にしたということです。
 不慮の事故なのかもしくは故意での事件なのか、故意での事件ならば加害者が誰なのかという点は、ここで安易に論じられるような性格のものではありません。
 しかし少なくとも、児童が重傷を負ったいう事実だけは厳然としてあります。しかも犯人は誰か特定されていないとはいえども、何者かによる故意の暴行自体はあったと判断された判決だけに、複雑な思いです。
(参考)
◎虐待で起訴の父親無罪 京都地裁「妻の犯行否定できぬ」(asahi.com 2010/10/27)

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