桐生市いじめ自殺、保護者説明会で曖昧な説明に終始

 群馬県桐生市立新里東小学校6年の女子児童が自殺し、背景にいじめがあったとみられている問題で、学校側がおこなった保護者説明会の内容が『読売新聞』で報じられています。

 保護者説明会は10月25日におこなわれたということです。保護者説明会の様子について、読売新聞が複数の保護者に取材したという記事では、学校側は児童の自殺の事実のみを報告したものの、いじめに対する言及はなかったということです。
 保護者からの質疑応答で「いじめがあったのか」「報道内容は事実なのか」などと、いじめの有無に関する質問が異口同音に寄せられたといいます。しかし校長は「プライバシーの問題」「詳細まで把握できていない」などという回答に終始しました。
 児童の担任教諭に詳細な説明を求めても、校長は「自分が説明する」として応じなかったということです。
 報道でそれなりに踏み込んだ内容が明らかにされているにもかかわらず、当事者のはずの学校側が報道内容の範囲の事実関係すら把握できていないというのはおかしなことです。それとも、自らに不都合なことは「報道があることないこと言い立てている」ことにして事実関係自体をゆがめようとする、学校関係の事件事故の定番パターンに持ち込もうとするつもりでしょうか。
 またいじめの事実関係を詳細に明らかにして今後同種の事件が起こらないようにすることは、きわめて重要なことです。「プライバシー」と称して、いったい誰のプライバシーを守ろうというのでしょうか。プライバシーを恣意的に振り回し、事実関係を闇に葬り去ろうなどということはあってはなりません。