里親の性的虐待事件、ほかに身体的虐待受けた児童も?

 里親事業で自宅に短期滞在させていた女子中学生の体を触るなどしたとして、滋賀県甲賀市土山町山中の杉岡博(62)が逮捕された事件で、別の児童が容疑者からたたかれたと訴えていることがわかりました。

 容疑者は短期滞在させていた女子中学生のほか、3人の児童を里親として養育していたといいます。女子中学生がわいせつ被害を訴えた直後の2010年5月、滋賀県は3人を保護し、7月に里親委託を解除しました。一方で容疑者は里親委託解除を不服として、2010年8月6日付で申し立てをしているといいます。
 容疑者は2002年に里親登録をしたということですが、滋賀県ではこの事件が発覚するまではトラブルなどは確認できていなかったといいます。
 里親をはじめ、子ども関係の職業やボランティアなどの立場を悪用して子どもに近づいて危害を加えるという事件は、これまでにもいくつか発覚しています。里親による児童虐待事件に限っても、過去にも発覚例があります。里親による事件は、里親という立場への社会的信頼や被害児童側が被害を隠す傾向が強まることなどからより発覚しにくいことも指摘されています。
 このような虐待事件を未然に防ぐためにも、悪意を持った人物は事業自体に近づけさせないような対策や、活動内容の詳細な把握、異変があった場合には被害申告しやすい体制を作っていくことなど、多面的な対策が求められているといえます。
(参考)
◎別の子どもには虐待か わいせつ容疑里親逮捕 女児「たたかれた」(読売新聞 2010/10/22)
◎甲賀の里親わいせつ:「家庭の様子、把握できず」 県、会見で謝罪 /滋賀(毎日新聞 2010/10/22)

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