暴力の連鎖…

 茨城県教育委員会は7月25日、「2006年6月に2度にわたって『体罰』を加えた」として、同県かすみがうら市立中学校の男性教諭(43)を減給処分にしました。


 問題の「体罰」事件の経緯は、以下の通りだということです。

(1)6月3日、生徒Aがガムを噛んでいるのを、教諭が発見。生徒Aが生徒B・生徒Cの2人にガムを譲り渡したことが分かり、教諭はA・B・Cの3人を平手打ちした。
(2)事件後B・Cは自主的に頭を丸めた。その上、B・Cは生徒Aにも髪を切るように強要。B・Cを含む4人の男子生徒が、Aの前髪をむりやり切る暴力行為におよんだ。
(3)Aの髪が切られた事件を知った教諭は、この事件を指導するとして、6月7日にB・Cを含む事件の加害生徒4人を呼び出した。教諭は4人に対し、平手打ちをした上、倒れた生徒の頭を蹴りつけるなどの暴行を加えた。

 教諭の暴力が生徒の暴力を呼び、それをさらに教諭の暴力で押さえつけるという「暴力の連鎖」という状況になってしまっています。「体罰」には教育効果がないということを示す典型的な例となってしまっています。