高校統廃合避け学校最小規模緩和を提言:岡山県

 岡山県立高校のあり方を検討している「県高校教育研究協議会」は10月18日、全日制高校の適正規模について審議しました。

 岡山県では県立全日制高校の適正規模について、1998年に「1学年4~8学級程度」とする提言をおこなっています。今回の提言では前回提言を一部修正し、1学年4学級に満たない学校編成を認めることにしました。
 岡山県では前回の提言に基づき、2000年代に高校統廃合をすすめてきました。前回提言に基づく基準により、県立高校の数は2002年度から2011年度までの10年間に約4分の3(78校→52校)に減少しています。
 現行基準に基づくと2018年度までにさらに6校が統廃合対象となる見通しだということですが、通学距離などの関係でこれ以上の統廃合は避けるべきとする意見があがり修正に至ったといいます。
 少子化による中学校卒業者の減少などを背景に、公立高校統廃合は岡山県だけでなく全国各地で、2000年代に入り大きく進められました。しかしその一方で、統廃合実施に伴う弊害も各地で現れています。
 学校統廃合については対象校の状況に沿って個別に判断すべきで、問題を一般化して一律に賛成・反対を論じにくい部分はあります。その一方で、統廃合に伴う弊害が予想される場合は、行政が設定している「適正規模」にこだわらずにある程度の小規模校も認めるという柔軟な選択肢もあってよいのではないでしょうか。
(参考)
◎県立高の再編避けるべき 最小規模緩和提言へ(山陽新聞 2010/10/19)