外国籍小中学生:「日本語分からないために授業分からない」傾向

 宇都宮大学の調査によると、栃木県内の小中学校に通う外国籍の児童・生徒の約6割が、日本語が分からないために授業内容が理解できないことがあるという調査結果が明らかになりました。日常会話ができても、授業や試験問題を理解するために必要な「学習言語」が十分に身に付いていないことが原因だとみられます。〔『読売新聞』2006/7/21

 「学習言語」のマスターが、判断力や思考力の育成にもつながります。また「学習言語」は、日常会話とは一線を画すものになります。

 言語として日本語でマスターするにしても、それとも母国語でマスターするにしても、少なくとも1つの言語で「学習言語」をマスターすることが重要になってきます。

 「外国語を母語にする児童・生徒へのきめ細かい対応」は、国際化という意味でも、また一人一人の学習権を保障するという意味でも、重要ではないかと考えられます。学習に耐えられるレベルでの日本語の援助や、必要に応じて母語での教科学習も併用することなど、きめ細かい対応が求められます。