稚内市児童虐待死事件、二審も実刑8年:北海道

 北海道稚内市で2009年3月、同居女性の長男(当時4歳)を水風呂に沈めるなどして死亡させた事件で傷害致死容疑に問われた男性被告(39)に対し、札幌高裁は10月14日、一審旭川地裁に引き続き懲役8年の実刑判決を言い渡し、被告側の控訴を棄却しました。

 被告は「犯行当時は居間で寝ていた。『被告が水風呂に沈めた』とする被害児童の母親(同容疑で懲役7年の実刑判決が確定)の供述は信用できない」などと訴えたといいます。しかし判決では被告側の主張の信用性を否定しています。
 警察は当初、「未必の故意」が適用できると判断し、児童虐待では異例となる殺人容疑で送検しました。しかし検察は「殺人容疑での公判維持は不可能」と判断し、傷害致死容疑で起訴しています。
 実刑判決自体は当然でしょうが、一方で殺人容疑が適用できなかったことなど法律の限界も感じる事件です。

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