いじめ相談文書非開示不服として提訴:仙台

 仙台法務局がいじめ相談に関する文書を非開示措置にしたことを不服として、宮城県仙台市青葉区の中学生女子生徒と家族が、文書開示を求める訴訟を仙台地裁に起こしていたことが、10月2日までに明らかになりました。

 生徒は学校でいじめを受けていました。学校では解決しなかったため、仙台法務局の「子どもの人権110番」に相談したということです。同局が調査をおこないましたが解決せず、生徒側は関係文書の開示を求めました。
 しかし文書51件中49件については「個人情報」として、本文のほとんどが黒塗りにされた形で開示されました。事実上の非開示状態となり、文書名と作成日だけしかわからない状態だったということです。
 不特定多数に開示しろといっているわけではありません。いじめ被害者が当事者として、いじめ調査の全容を把握したいということです。当事者が調査結果を知ることができないというのはおかしなことです。またいじめ加害者が「個人情報」を理由に保護されるのも、個人情報概念の恣意的な使用ではないかといえます。
(参考)
◎いじめ受けた生徒ら、文書不開示巡り提訴(読売新聞・宮城版 2010/10/2)