いじめ報復で乱闘未遂、凶器準備集合で中学生ら摘発:東京

 警視庁は9月30日、いじめ報復のために日本刀などの凶器を準備したとして、同日までに東京都内の中学3年生男子ら少年8人を凶器準備集合容疑で逮捕し、また13歳の中学生1人を児童相談所への通告措置にしたと発表しました。

 報道などを総合すると、事件の経過は以下の通りのようです。
 少年グループの1人の中学3年生少年は、いじめを受けて不登校になり転校を余儀なくされましたが、その後もいじめ加害者からの恐喝や嫌がらせが続いていたということです。
 少年は、不登校生徒を支援する施設で知り合った別の少年らにいじめ被害を相談しました。それを受け、少年の仲間らがいじめ加害者と接触しました。しかし話し合いはまとまらず、少年グループは2010年8月6日、いじめ加害者を東京都足立区内の公園に呼び出しました。いじめ加害者側も仲間8人を引き連れていたといいます。
 少年グループは乱闘に備え、日本刀やのこぎり・ゴルフクラブなどを準備していました。日本刀は少年の1人の家族の遺品で、自宅から持ち出したといいます。
 相手側グループの生徒が驚いて保護者に連絡するなどし、また110番通報が入るなどしたために少年グループは逃走し、実際の乱闘には至りませんでした。
 最悪の事態は避けられたとはいえども、いじめの傷が極端な形で現れてしまった事例だといえます。少年グループのしたことは社会的に許されないというのは当然の前提ですが、心情的にはこのような事件はいつ起きてもおかしくないのではないかとも思ってしまいます。
 周囲の大人がいじめの状況に気づき適切な方法で対処できていれば、このような形でのいじめ報復未遂事件は避けられたのではないかと思うと、残念でなりません。

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