高校日本史必修化働きかけ:神奈川県教委

 『読売新聞』の報道によると、神奈川県教育委員会は首都圏の各都県教育委員会と連携して、高校で日本史を必修にするよう文部科学省に働きかけるという方針を決めたということです。〔『読売新聞』2006/7/22

 現行の学習指導要領では、高校地歴科は世界史が必修で、日本史・地理はどちらか1科目だけ選択すればよいことになっています。もっとも、教育課程の編成権は学校にあるので、学校側の判断で日本史を全員に履修させるカリキュラムを組むことも可能です。
 神奈川県では約3割の高校生が、日本史を履修しないまま卒業するということです。またセンター試験で日本史を選択する受験生が一番多いことをあげて、選択科目にするのは不合理だという声も、神奈川県教委内部にあるということです。
 「受験生が多いから選択科目は不合理」という意見には同意しかねますが、日本史を必修にするという考え方には大筋では賛成です。
 社会を深く知り、未来につなげていくための学習という視点からは、世界史だけでなく日本史も地理も欠かせないものです。
 個人的には、高校では世界史・日本史・地理ともに必修にすべきだと考えています。いかにして歴史・地理・社会の基礎力を付けさせる教育課程にしていくかということは、重要な問題といえます。