広島市「子ども条例」冊子、広島県教委が配布拒否

 広島市が成立を目指している「子ども条例」について、広島県教育委員会は9月17日までに、「広島市が作成した条例紹介冊子を、広島市在住の生徒が通う県立高校・特別支援学校で配布してほしい」とする広島市からの依頼を拒否する意向を決定しました。


 広島市は7月に依頼をおこなっていました。県教委はその場では回答を保留したものの、9月17日に拒否の意向を伝えたといいます。
 広島県教委は、「子どもの権利侵害の際には第三者機関を設ける」とする条例案が学校の円滑運営を妨げるおそれがあると主張し、条例に反対する意向だということです。
 広島県教委に限らず、保守派などは反対の論拠として、第三者機関や権利濫用で学校や家庭が混乱するおそれをあげています。しかし条例案では、権利濫用や学校・家庭への悪影響のおそれなど考えにくいような内容となっています。
 それとも、第三者機関の設置で学校の円滑運営を妨げるおそれを指摘するということは、学校では「第三者に知られてはまずいことをしている」という自覚でもあるのでしょうか。