川崎市立中学校いじめ自殺:市教委が中間報告

 川崎市立中学校の男子生徒が、いじめに遭っていた友人を救えなかったことを苦にしたような遺書を残して2010年5月に自殺した事件で、川崎市教育委員会などでつくる調査委員会が「自殺した生徒へに対して、同級生からのからかいや暴力があった」と判断していたことがわかりました。

 市教委の担当者が7月24日に遺族を訪問し、調査委員会がまとめた中間報告書の内容について説明したということです。一方でからかいや暴力などについて、加害者にいじめという認識があったのかについては明確にされておらず、引き続き調査するということです。
 遺書では複数の同級生の実名があげられていました。名指しされた同級生は、自殺した生徒を日常的にからかっていたことや暴力を認めたといいます。
 加害者が主観的にどう思っても、このような行為はいじめにほかなりません。
 自殺した生徒の父親は「最終報告ではきちんといじめを認定した上で、自殺との因果関係をはっきりさせてほしい」(読売新聞2010/7/26『自殺生徒に暴力、からかい…神奈川』より)と話したということです。市教委や調査委員会はまさに、この点が問われているといえます。