静岡柔道部員死亡事故:生徒は以前にも頭部強打

 静岡県函南町立函南中学校の柔道部員死亡事故で、函南町教育委員会は7月9日、死亡した生徒が5月に頭を強打して入院していたと発表しました。

 発表などによると、死亡した生徒は5月8日、地域の柔道団体主催で学校内でおこなった練習中に頭部を強打しました。帰宅後に家族に体調不良を訴え、軽い硬膜下血腫と診断されて1週間入院したということです。
 医師は6月1日、「激しい練習を避ける」という条件で練習再開を許可する診断を出しました。学校側は畳の上に器械体操用のマットを敷くなどの対策をとったということです。
 生徒は6月27日の練習中に倒れ7月6日に死亡しました。司法解剖の結果、死因は脳挫傷と判明しました。倒れた日には頭部を強打した形跡は見つけられなかったといいます。
 柔道事故では、直接頭部を打たなくても回転が衝撃となって頭部にダメージとなることが指摘されています。けがをした直後だったので衝撃がさらに強まった形になったのではないかとも想像できますが、事故防止のためにもあらゆる角度からの検討が求められます。