いじめ緊急アピール、可児市が作成

 岐阜県可児市は7月9日までに、いじめ根絶に向けた児童・生徒向けの緊急アピールを作成し、市内の小中学校に配布しました。

 緊急アピールは、小学生用2種類(1・2年用、3~6年用)と中学生用の計3種類があり、いじめに対するアピールが書かれているということです。
 このアピールは、6月に市立中学校で発覚した、女子生徒が上級生から服を脱がされるなどした事件を受けて作成したといいます。
 一般的にいえば、教育委員会自らがいじめに対して毅然と対処するという意思を示すこと自体は悪くありません。
 しかし作成のきっかけとなったいじめ事件については、学校・教育委員会が隠蔽や風化を図っているのではないかという空気が、報道を通じて感じられます。
 いじめアピールによって、逆にいじめ事件風化をねらっているのならばとんでもないことです。アピールと同時に、発端となった中学校でのいじめ事件についても、事実の徹底的な解明と被害者の救済を図っていくことが重要なのではないでしょうか。
(参考)
◎いじめ根絶アピール 可児市教委(読売新聞 2010/7/10)